生活

「後で」と時間の意外な話!今日〜後日、また今度の意味も!?

こんにちは、たつおです!

「後で行きます」とか「後で連絡します」とだけ言われて、具体的な時間を伝えてもらえない時って、ちょっと困るんですよね。

「後で」が、どれくらい後の事を言ってるか分からないから。

 

私も、仕事中に社外の人と話している時とか、友人と連絡取り合う時とか、確認し忘れることがたまーにあるんです。
でもこれがね、結構厄介。

確認の連絡を入れ直すのって、友人相手でも、なんか催促するようで、ちょっと気が引けるところがあるもんです。

 

でもそのままにしておくと

何時間待っても連絡が無い……来るって言ったのに来ない…
「後で」って言ったのに、一体いつのつもりなんだよー!

 

なんていう困ったこともあるんですよねぇ。

 

でもそれ、もしかしたら「後で」を、あなたとは違う時間幅で考えている人かも!

と言ったら意外に思うでしょうか?

この記事では

  • 「後で」を時間にしたらどれくらいか
  • ちょっと違う時間感覚の話
  • 何に気をつけたらいいか?

ということについて、話していきますね。

「後で」時間でいうと?

前提として「後で」が示している時間は、状況によって違ってくるんだよ、ということは納得してもらえるかと思います。

それを踏まえた上で、ここで結論としてお話したいポイントは4つです!

 

  • 数分後から当日中の感覚が多数。でも案配は人それぞれ。
  • 若い世代では、当日〜後日、も増加中。
  • 今度、の意味で使う地域もある。
  • 曖昧な「後で」は控え目に、具体的な時間を伝えよう。

 

 

おそらく、多くの人が感じる「後で」って

数分後から最悪でも今日中

ってところだと思うんですよね。

 

ちなみに私もそうですし、もしかしたらあなたも同じか、もっと短い時間を想定しているかもしれないですね。

というわけで、最初は、世の中の大多数はどう感じているか? ってところから、お話ししていきます。

 

「数分後から今日中」の感覚が多数

先にも話したとおり、個人的には「後で」と言われた時に感じる時間の感覚って

 

数分後から最悪でも今日中

 

なんですよね。

 

これはもちろん「条件によって色々違うけど、それを全部含めた上で、全体的な話をするならば」では、ありますよ。

 

実は、この感覚で生活している人は結構多いらしいんです。

 

 

この件に関連するアンケート結果が掲載されている記事がありまして、

NHK放送文化研究所 気になる放送用語「あとで」の意味は?

 

こちらの記事でデータが示されているんですけど、概要を解説しますね。

 

NHK放送文化研究所が、ウェブ上で収集したアンケート結果。

2009年2月から3月に実施され、有効回答は763人。

 

「あとでお宅に寄りますね」と言われたら、どのように解釈するか?

  1. その日のうちに来るものと思う
  2. その日のうちに来るかもしれないし、後日に来るかもしれないものと思う

この2択で、世代ごとの回答をパーセンテージで表示したもの。

 

 

と、なっておりまして、10代から60歳以上のすべての世代で

 

  1. その日のうちに来るものと思う

 

に回答が偏っている事からも、疑う余地はないのかなと思います。

 

「後で」の時間、予想できるか?

「後で」と言われてしまったら、時間を予想する良い方法があれば良いのですが

 

残念ながら相手次第なので予想は難しい

 

と言わざるを得ません。

私も含め、世間的には「後で」と言われたら「最悪でも当日中には」と考えている人に偏りがあるとは言え……

とは言え、ですよ。

それでも「今日中」は幅広過ぎ

と思いませんか…

 

漠然と「後で」と言われてしまったら、完全に相手次第なので、予想することはまず不可能です。仮に、相手と自分の仕事や用事の予定が分かっているなら

 

用事が済んだ後の空いた時間頃になるかもな

 

そんな程度の予想は出来ますが、これは予想というか、もう希望や期待の範囲を出ないので、相手がその通りに行動してくれるとは限りません。

だから、「後で」と言われたらどうしたらいいか?

 

多少心に引っかかるものがあっても

目処で良いけど、後でってどれくらい?

と、確認してしまう。

 

それしか方法は無い、と思います。

 

ただこのやりとりも、あくまでも多数に偏っている「後で=当日中」の層にいる人同士なら成り立つ話。

そもそも今日の話だと思ってない人とは、話が最初から噛み合わない。そんな事態にもなりかねないのですよ。

 

そんなことあるの?って思うかもしれませんが、そんなことあるので、次はそちらの話をしていきましょう。

 

若い世代で、当日〜後日が増加中

ここでも、さっき取り上げた

NHK放送文化研究所 気になる放送用語「あとで」の意味は?

を紹介しますが

 

30代から若くなる毎に「あとで=当日〜後日」の人が増えている。

 

という結果も出ているんですよ。
しかもこの記事は2009年のものなので、10年以上経った今は、また世代が1つ進んでいますからね。

もしかしたら、今はさらに、変化が進んでいるかもしれません。

 

言葉は変化していくもので、正しい・間違いの2択で選べないグラデーションの部分が沢山ありますから、そういう時代がやってきた、と考えたほうが良さそうです。

 

ただ、この変化がますます進むにつれ

「後で連絡しますねー(明日以降に)」

と言われる確率がどんどん高まっていくんだろうな、と予想できるので、戸惑ってばかりではいられない。

そんな状況になっているかもしれませんね。

 

 

「今度」の意味で使う地域もある?

最初聞いたときは「何だそりゃ」と思ったんですけど、決して馬鹿にできない話ですよ。

 

栃木と群馬では、「今度」のことを「後で」と言っているらしい。

 

ということなのです。

実際、グーグルで「あとで 栃木」とか、「あとで 群馬」と調べてみたんです。そうすると、件数こそ少ないけど

 

栃木出身の人が、「今度」の意味で「後で」を使っていた。

「後で」を「今度」の意味で使うのは、群馬の方言だ。

 

なんて書いているものが見つかるんですよ。

 

ただ、群馬の方言や栃木の方言を紹介するネット上の一覧を見てみると、その中には書いてなかったりもする不思議

はっきりしたことは言えませんが、方言として認知されていない、特殊な用法、と言うことなのかもしれないですね。

 

ただ、相手が栃木・群馬辺りで育った人だったら、「後で○○行こうね」と言われたら「今度○○行こうね」と言われている可能性がある。

それは間違いなさそうです。

 

 

私は「後で=数分から当日中」派の人間なので、結構戸惑ってしまいそう。

 

「後でご飯食べに行こうよ」なんて言われたら「え?このあと行きます?どこにしましょうか」となるし

仕事中に「後で連絡します」と言われたら、今日の仕事中に折り返しの連絡がある、と思ってしまうじゃないですか。

 

 

これはもう、思い込みとか勘違いではなくて、当たり前だと感じている用法そのものが違うっていうことですから、知らないと、どうしようもないんですよ。

なんというか、侮れないなと思いましたね。

 

 

気をつけることって?

「後で」と言う言葉を使う時に、私たちが気をつけないといけないことって何でしょう?

 

  • 「後で」は曖昧な言葉だと、分かっておくこと。
  • 「いつなの?」とモヤモヤする人がいることを忘れないこと。
  • このくらいの時間になる、と予想できる情報を付け足して伝えること。
  • 「後で」と言われたら、「いつ頃ですか?」と確認しよう。

 

この辺が大事なのかなと思います。

 

結局のところ、「後で」って曖昧なんですよね。
だから解釈の仕方に、色んな選択肢が出てきてしまって、モヤモヤしてしまう。

 

自分が「後で」と言ってしまったら、それだけで終わらせずに、相手をモヤモヤさせないように、情報を伝えることも大切です。
情報を伝えるっていうのは、具体的には

 

  • 何時までは用事があるので、何時頃になりそう。
  • 今日は連絡出来ないから明日以降で。

 

なんていう情報です。

相手があることですから、曖昧に伝えたら、困らせてしまうかもしれない。
そういう意識を忘れないようにして、多少面倒でも、具体的な数字を伝えてコミュニケーションの量を増やすことが、必要なのかなーと感じました。

 

そして、もし「後で」と言われてしまって、具体的な情報を何ももらえなかったら。
その時は、すかさず

 

いつ頃ですか?

 

と確認してしまう方が良いと思います。

 

まとめ

いかがでしたか?「後で」について

 

  • 時間にしたらどれくらいか
  • ちょっと違う時間感覚の話
  • 何に気をつけたらいいか?

 

というお話しをしてきました。

 

繰り返しになりますが「後で」は便利ですけど、曖昧な言葉です。日本語に良くあるパターンですが、「すぐ」とか「ちょっと」なんかも同じ、曖昧仲間ですよね。

私もつい、家族に言ってしまうんですけど、なるべくそう言う、曖昧な言葉だけに頼らないようにしたいですね。

 

 

なるべく曖昧なままにしないで、具体的な情報でコミュニケーションを取るようにすれば、きっと残念なすれ違いは減っていくと思いますよ!

それでは、お付き合いいただき、ありがとうございました。