こんにちは、たつおです!
今の子供達は、身の回りをデジタル機器に囲まれて育っているから、かなりの割合で、スマホもパソコンも当たり前、という環境じゃないかと思います
かくいう私も小学生の子供を持つ身として、この手の機器と子供との関わり方には関心がある方です。特にスマホは、外出先での退屈しのぎに便利なこともあって、画面を見せることが多いんですよね。
そこで気になるのが、最近なにかと話題の「ブルーライト」
- なんか目に悪いらしい
- スマホとかパソコンから出てるらしい
- 対策した方がいいらしい
そんなふわっとした認識じゃないですか?
実はそれだけじゃない
子供には、夜のブルーライト対策を考えたほうが良い
というお話をしたいと思います。
せっかちさんには、今回の記事のポイントを先出しです!
- ブルーライトの目への影響は、まだ分からない
- ブルーライトは太陽光にも含まれている
- 夜に浴びるブルーライトが、体のリズムを乱す
- 良い眠りのために、子供のブルーライト対策を
目次
視力低下や病気の原因!かどうかは不明
ブルーライトについて、私は本当に無知だったので、スマホとPCだけから出る人工の光で、目が悪くなる原因だと思っていました。
だから、PC用メガネとか、ブルーライト対策って盛り上がってるんだなと
でもちょっと調べてみると、そうじゃないってことが分かります
簡単に箇条書きにしますが
- 検証期間が短いからまだ分からない
- 30年後には影響があると言えるかも
- 視力低下や、失明のリスクは証明されていない
- 結局のところ、色々可能性はあるけど、絶対じゃない
こんな話なんですね
なーんだそうだったの!?という感じです。
確かにパソコンやスマホを長時間見続けたら目が疲れたように感じたことはありましたが、ブルーライトのせいかもしれないし、別の原因なのかもしれないし、組み合わさったことで起きたことかもしれない。
まだまだ調査中の話だ、ということですよね。
だから
目が悪くなるからブルーライト対策をするというのは、可能性のあるリスクを潰していくという意味では良いのかもしれませんが、無意味だったなんて話にひっくり返る可能性もあるってことです。
ブルーライトが悪いわけじゃない
ブルーライトって、電子機器から出る特殊な光なんだと思ってました。電磁波みたいな。
でも全然そんなものじゃなかったんですよね
ブルーライトがどんなものかを挙げていくと
- 太陽光にも含まれる光の波長
- 空が青く見えるのはブルーライトのせい
- 日中は当たり前に浴びている
- 体が起きる、体内時計のスイッチになっている
こういうものなんです。
じゃあブルーライトが危ないっていう話はどこから出てきたのかというと
- 目に見える光の波長の中で、特に強い光
- ブルーライトより強い紫外線は網膜まで届かない
- ブルーライトは網膜まで届く
- LED光源のなかには、ブルーライトが比較的多い
- スマホやPCの画面からも出ている
ざっくりいうと、こういうところが、目に悪影響があって、対策した方が良いと言われている根拠になっているところです。
ただ、これについては先に書いた通り、はっきりしたことはまだ分からないという言い方をする方が正しそうなのですね。
しかも自然光にも含まれているものなわけで、ブルーライトそのものが危険なわけじゃないです。ただ、昔に比べれば、光源であるスマホやパソコンに近い位置で、光を目に浴びる機会が圧倒的に増えていますから、それによるリスクを考えていくことは必要なことだと思います。
不確かな不安への予防線も大事ですが、より可能性の高い影響への対策も、ちゃんと考えていきましょう
次項で書きますが、ブルーライトの人体への影響として、確からしいと分かっているのは、体のリズムを崩すことによる睡眠への影響なんです
光が、体のモード切り替えをしている
概日リズムって聞いたことあるでしょうか
下で説明しますが、夜中にブルーライトを浴びる(スマホやPCを見る)と、このリズムが崩れて、睡眠に影響が出る可能性があるんです。
人に限らず、生き物の体には約24時間を周期とするリズムがあって、覚醒モードと休眠モードを行ったり来たりしています
このリズムは、光や温度が一定に保たれた特殊な環境でも、概ね同じリズムを刻むんですが、太陽光に覚醒モードのリズムを整える効果があることが分かっています。
もう一つ言うと、光を受け取る特殊な細胞が目の中にあって、この細胞が脳に情報を送ることで、体内のリズムに影響を与えているんですね。
そしてこの細胞が一番活発に活動し始めるのが、ブルーライトを当てた時なんです。
夜はこの細胞の動きを抑えるリズムに合わせて眠り
朝は光を浴びてこの細胞を活性化させる
そんなリズムが、体に本来備わっているものなんです
夜中にブルーライトを浴びることで、体のリズムは覚醒モードに切り替わろうとするわけですね
ところが体の中のリズムを保っているものは、それが全てじゃありませんから、夜モードで休眠しようとしている細胞もあるんです
そうするともう分かっていただけると思うんですが
体の覚醒と休眠のバランスが崩れやすくなります
すると、入眠の妨げになったり、眠りが浅くなったりするので
次の日の朝もなんか調子が出ない、なんてことになるわけです
寝る子は育つという言葉があるように、子供の成長ホルモンは、夜にしっかり眠ることで分泌されます。だから、子供達こそ、良い睡眠を取ることが大切なんです。
寝る前のブルーライト対策は考えて損無し
子供の良い睡眠のために、そして成長のために、寝る前のブルーライト対策は考えておいても損は無いと思います。
目が悪くなるかどうかは、かなり長い期間を経ますし個人差もありますが、睡眠については毎日のことですからね。
親としては子供には、一日を良いパフォーマンスで過ごして欲しい。
色々な要素が絡み合ったことなのは言うまでもありませんが、その一つに良い睡眠を取ることがあるでしょうし、それに悪影響が出る可能性があるなら、なるべく対策をしてあげたいと思うのが親心ってもんです。
というわけで、最後にブルーライト対策を紹介したいと思います。
夜のブルーライト対策
時間を決めて、夜は使わない
そもそも夜は使わないように約束するのが、ある意味最強の対策かもしれません。
夜は何時まで、とか、スマホ、パソコンは1日何時間まで、とかですね。
ただ、子供が小さいうちはまだこれでも対応出来るかもしれませんが、小学校高学年、中学生や高校生になってくれば、親と離れた自分の時間が出来ますし、友達との関わりが出てきます。
親が一方的に、ウチはそういうルールだからと守らせるのは、だんだんと無理が出てくるかもしれませんね。
そういう約束だから、と、お互いに納得して守っていけるかどうかがポイントです。
ブルーライトカットメガネ
最近盛り上がりを見せているのがこのメガネですよね
各種メガネメーカーはもちろん、無印良品までが商品を出していて、今や一定の市場が出来上がったと言ってもいいかもしれません。
メリットとしては
- 使いたい時だけかけられる
- デザインを選べる
- カット率を選べる
といったところでしょうか。デメリットは
- メガネの使用感が合わない人もいる
- 逆に目が疲れる人もいる
- 壊れたり失くしたりする
- 他の対策にくらべてちょっと値が張る
等があるかと思います。
子供にかけてもらう事を考えると、やっぱり怖いのは「壊れた」と「失くした」ですね。きちんと管理出来ることが前提になるかなぁと思います。
でもメガネを持っていない子には「自分のメガネ」という特別感はちょっと嬉しいかもしれないですね。
ブルーライトカットフィルムを使う
ブルーライトカット用のフィルムを使うのも一つの手です
スマホだけじゃなくて、パソコンのディスプレイ用の物もありますが、値段は商品によってかなり差がありますね
このフィルムを使うメリットは
- 常時カットし続けられる
- 外したりつけたりする手間が無い
- 失くしたりつけ忘れたりしない
というところでしょうか、デメリットは
- 色調が違って見える
- 日光の下で画面が見にくいものもある
- 都合に合わせて付け外し、という自由はない
という点かなと思います。
色味が違って見えるので、色が肉眼や他のディスプレイと同じように見えないと困る、という場合にはマイナスになるかと思います。
そうでなければ、私のように多少色味が違ったところで困らない人や、気にならない子は、そのうちに慣れていくものです。
メガネと違って、失くしたり壊れたりつけ忘れたりしない、という点も、親細かく監督しなくていいという意味では、メリットといえます。
完全無料、設定を変えてしまおう
物を用意する必要も何もない、完全無料の方法です
パソコンもスマホも、設定を変えることで、青の色調を抑えてしまえばブルーライトそのものが抑えられます
ちなみに、私はiPhoneを使っているので、Night Shift という機能を利用しています
- 画面がほんのり暖色系のフィルターを乗せた風になる
- 時間を設定しておけば、自動で切り替わる
- 白っぽい発色に比べれば、柔らかい感じはする
使用感としては、こんな感じです
子供達が、動画を見たいとか色々言ってくることがあるので、せめてもの対策として利用し始めました。
どれほど効果があるかはわかりませんが、何もしないよりは良いかなと思っています。
いかがでしたか?
子供の成長に欠かせない睡眠、それを妨げる可能性のあるブルーライト
もう現代っ子とスマホは切り離せない存在になっていくことは間違いありませんので、上手に付き合っていく方法を探っていきたいですね。
それでは、お付き合いいただいてありがとうございました。